心療内科を選ぶポイント
心の不調を感じたときなど、頼りにできる心療内科は増えています。それだけ、治療を必要としている人の数も増加傾向にあると言えますが、正しく治療するためには自分に合った正しいクリニックを選ぶ必要があります。クリニックの場所や診療時間、医師の人柄など、ポイントはいくつかありますが、それらと同様に重要なのが、クリニックにカウンセリングを行える臨床心理士がいるかどうかです。
心の不調の根本的な解決や、再発を防止することは、薬による治療だけでは難しいこともあります。病気の原因となる心理的な問題を解決することが、治療の正しい進展や再発防止につながると言えます。そのため、再発を繰り返さないためにも、薬による治療だけではなく、カウンセリングを行っているクリニックを選ぶことが大切です。
臨床心理士によるカウンセリング
臨床心理士によるカウンセリングでは、ゆっくりと時間をかけ患者の心に寄り添っていきます。それにより、心のなかで渦巻いている不安定さや違和感を1つ1つ言葉にしていくのです。その1つ1つにどう関わり合えば良いかを臨床心理士とともに見つけ、より良い行動やその実行を支援してもらいます。 生活や仕事など、自分から切り離せない部分で、無意識に行っている思考や行動を知り、そのパターンをより良くするにはどうすれば良いかを臨床心理士と話し合います。そのほかにも、睡眠や生活の習慣に問題がある場合には、そうしたことの改善を手助けしてくれるのも臨床心理士の役割です。基本的に臨床心理士が適切に導いて話し合いをしてくれますが、患者が自分のことを話したい場合には、きちんと向き合って耳を傾けてくれます。カウンセリングを通して、患者の心への理解が深まるようサポートしてくれるのが、臨床心理士によるカウンセリングです。